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ライブなんて行ったことない人間が米津玄師の2019 TOUR 福井2日目に行った件

誘ってくれた友達は前日の夜から眠れないというほど米津玄師のファンだった。
筆者は特にファンでもなくテレビCMでLOSERという曲を聞いたことがある程度で、他には2,3曲知っているぐらいだった。

 

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 目次

 

なんで行こうと思ったのか


これまでもアーティストやアイドルのライブに行ったことはなかった。

好きなアーティストはいるけれど、新曲が出たら聞いてみようと思うほど好きにもならないので、ライブに行っても楽しめるか微妙だった。


しかし、2018年にNHKの紅白でとても話題になった今をときめく米津玄師がこんな辺境の地である福井に来る。もうそれだけで少し行ってみたかった。

 

会場となるサンドーム福井に到着

そんなわけで昼過ぎにサンドーム福井というよく中古車のフェアをやっている産業施設に到着した。


詰め込み式駐車をやっているらしく、自分の前にいる車が出ていこうとしなければ帰ることができない仕様の駐車方法を係員に指示された。

このシステムは絶対にトラブルになると思うが、駐車スペースの関係でしかたがないのだろう。

 

開演時間20分前ぐらいから入場できるようになり、日差しは温かいけれど風が冷たい中で列に並んだ。


物販コーナーで売っているパーカーやトレーナー、1万円以上の購入でもらえるエメラルドグリーンのエコバックをほとんどみんな装備していた。なぜか集団で持っているとかっこいいと錯覚してしまい欲しくなった。会場付近のコンビニや道路でもこの装備の人々で溢れかえっていた。

 

会場内は...

寒い中、列に待機して入場開始の時間まで待つことに。

会場内は薄暗く、湯気のような白いもやもやが立ち込めていた。ステージは遠くてはっきりと見えないが"撮影禁止"という大きな文字がスクリーンに赤文字で映し出されていた。何も気にせずスマホで写真を取るおばちゃんもいた。こういうものなのか?

 

開演直前になり、会場内の照明がさらに暗くなり観客達も今か今かと米津玄師の登場を待っていた。

 

暗闇に目が慣れてきた頃に、楽器メンバーが登場して少し遅れて米津玄師が出てきた。まだ何もしてないのに何故かオーラをまとっているように見えた。会場内からは「うおお!」「米津ー!!」と声が上がる。

 

前にいた学生らしき女性はもう感極まってボロボロと泣いていた。マジで。

 

ボソッと「米津玄師です。」と自己紹介した。その後すぐ曲が始まった。

 

歌自体もいいけれどなんて歌が上手なんだろう。そもそも生で歌手の歌を聞いたことがないのでかなり衝撃を受けた。比べるのも失礼な話だが友人と楽しむカラオケとは全然違う。

 

周りの観客達もノリノリで手を振ったりしていた。

 

米津玄師は2時間ほとんど歌いっぱなしだった。声や体力が続くのがすごい、プロだ。

 

ライブの途中で米津玄師は次のように語ってくれた。

 

大衆に受けるような中間のような曲を作りたい。誰も取り残されないようにしたい。自分の船から誰も落としたくない。無理かもしれないけれど前に進んでいく。

 

こういう芸術家というかアーティストは自分の世界や哲学があって、それを世の中に向けて表現している。そこに大衆がついてくるかこないかは、あまり考えないものだと思っていたので、意外な考えを話してくれて驚きだった。

 

ちなみに脊椎がオパールに変わる頃というキーワードについては何も語らなかった。

結局なんだったんだろう。

 

最後は「米津玄師でした。」と簡単に挨拶を済ませ、ステージから姿を消した。あっけなく終わるんだな、と思っていた。観客は誰ひとり帰ろうとせず、ずっと拍手をしている。5分ぐらい経つと、もう一度ステージに登場してくれてまた歓声が沸き上がった。

 

アンコールだよ。嬉しいねぇ。

 

アンコールでは"灰色と青"という曲を歌ってくれた。菅田将暉とのコラボの歌らしい。

 

テレビであまり話すような人ではないので、しゃべっていることが新鮮に感じられた。米津玄師のことを少し知ることができた1日になった日だった。

 

そして人生初のライブが米津玄師となったのは結構贅沢なことなのかもしれない。また福井来てくれねーかな。チケット当たれば行くから。

 

ちなみに帰りはやはり心配通りで駐車場でトラブルが起きていたようだった。先頭にいる車に人が戻ってこないせいで大渋滞が起きていた。